雑誌掲載のお知らせです。
HOUSING by suumo
最新号5月号(2019年3月20日発売)
暮らしを広げる『土間』特集にて
弊所設計の ”西山の住まい” が掲載されました。
土間特集以外にも、
間取りや土地選びの事など
住まいの計画に役立つ内容が多く掲載されています。
お近くの書店などで是非お手に取ってご高覧いただければ幸いです。
このたび弊所設計の
『西山の住まい(土間キッチンの住まい)』が
世界最大級の家づくりとインテリアの情報サイト―Houzz― による
Best of Houzz 2019-デザイン賞(ベスト・オブ・ハウズ2019-デザイン賞) を受賞しました。
この賞は、世界4000万人以上のHouzzユーザーから2018年にもっとも人気のあった
建築・インテリアを手掛けた専門家・設計者に贈られる賞となります。
建て主のSさん、施工会社・現場監督さんはじめ職人のみなさん、カメラマンさんなど
本工事にご協力いただいた全ての方へ深謝申し上げます。
今後とも、よりよい住まいの設計に精進してまいります。
どうぞ宜しくお願いいたします。
ポータルサイト『 Houzz 』に
西山の住まい が特集記事としてピックアップされました。
今回はダイニングキッチン+リビングを解説します。
ダイニングキッチンそしてリビングは基本的に一体の空間です。
ですが、そのままだと今ひとつそれぞれのゾーン分けが曖昧なので、
今回は
①床の仕上げの違い
②床の段差
③天井高さの変化(段差)
によって、視覚的/体感的にキッチンゾーン、ダイニングゾーン、リビングゾーンを分ける事を考えました。
まずは、①の床仕上げの違いです。
ダイニングキッチンは ” コンクリートの床 ”
リビングは ” 無垢のフローリングの床 ” と
仕上げを変える事で視覚的なゾーン分けをしたいと考えました。
次に、②の床の段差です。
キッチンダイニングとリビングには約10cmの段差をつけています。
床仕上げの違いと合わせて、段差をつける事で、
一段上がる、又は一段降りる、という動作が発生し、
体感的に、それそれのゾーンを感じてもらえるのではないかと考えました。
最後に、③の天井高さの変化(段差)ですが、
キッチン部分は、他の天井より20cm程天井を下げています。
この天井の段差で、視覚的にキッチンゾーンとダイニングゾーンを分けています。
キッチンは、料理をする一定の時間そこにいる場所なので、開放的な空間よりは、落ち着きを感じる空間の方が良い。
と、僕は思っています。
そこで、天井高さを少し抑えてあげる事で、落ち着きのある、籠った空間にしたいと考えました。
キッチンに立った際、
天井の低いキッチン部分から天井の高いダイニング、そしてその先には外の自然が見えるウッドデッキ。
と、少しずつ開放感の度合いが上がる配置、空間構成とする事で、人の動きと視線の動きが違和感なくリンクできればいいな。
と考えました。
加えて、下がった天井部分には間接照明が設置してあり、照明の演出効果も期待できます。
また、この段差をつけることで、天井面に影を作り、奥行感を増すことで、短調になりがちな平らな天井に変化を与えています。
天井面に角(かど)を見せ、水平ラインを強調することで、より繊細な印象になると考えました。
”西山の住まい”の各部屋の解説を聞きたい!
というお話があったので、こちらのBlogでも書いていこうかと思います。
まずは玄関。
『玄関を明るくしたい!!』
そこで写真のように、ドア(特注製作)の左右と上部をガラスとしました。
ガラスは、プライバシーを考慮しフロストグラスという特殊な曇りガラスを使用しています。
また、万が一ガラスが割れた際に危なくないように(ガラスが飛び散らないように)、合わせガラスの飛散防止フィルム貼となっています。
加えて、断熱性も考慮し、居室部分と同じペアガラス(複層ガラス)仕様となっています。
ドアの表面には、木(タモ材)を斜めに貼り、変化をつけています。
また、細部ディテールですが
通常ドアの上部に取り付くドアクローザー(ドアクローザーとは?こちら)は、
ドア本体とドア上部の枠に埋め込み、余計な(不恰好な)物が見えないようにしています。
ガラス周りは、壁や天井がそのまま外部に伸びていくように見せる為、木枠をなくし、全体をスッキリとシンプルにまとめています。
ドア本体と枠の下部は、雨などで色あせが激しい部分なので、ステンレスのプレート(銀色の部分)を巻き、劣化を防止しています。
次は、ダイニングキッチンやリビングについて書きたいと思います。
Houzz×Lixilが主催する、『暮らしを楽しむキッチンコンテスト』にて
西山の住まい が 1次審査を通過し、上位150作品の中にエントリーされたとの連絡をいただきました。
2次審査(入賞作品決定)はHouzz登録者によるネット投票と審査員による審査で決定されるとの事です。
BLOGをご覧の皆様も、お時間あれば
下記サイトをご覧いただき、
よろしければ 西山の住まい に ”いいね” を頂けると幸いです。m(_ _)m
↓↓↓↓↓
http://www.houzz.jp/showcase
応募した写真こちらです。
↓↓↓↓↓
建築事例に『西山の住まい』の竣工写真を追加しました。
ご覧いただけると幸いです。
昨年8月に敷地を見に行き、建て主さんと 打合せ・検討を何度もかさね、本日無事にお引渡しを迎える事ができました。
これから この住まいが、建て主さんの生活と共にどのように変化していくか設計者として とても楽しみです。
次回お伺いするのは1ヵ月点検の12月予定。
今後とも末永いお付き合い宜しくお願い致します。
本日、お施主様に現場へお越しいただき、玄関ドア・造作家具等の塗装色の打合せを行いました。
細かな部分も全て決定し。あとは完成を待つのみ。
現場では塗装工事追い込み中。
寝室の一面を、建て主さんの提案で色を変えています。
落ち着いた良い雰囲気になりました。
1階も床がほぼ貼り終わりました。
飾り棚や間接照明の製作なども進み、徐々に設計で目指した雰囲気となってきました。
△▼△▼お知らせ△▼△▼
※西山の住まいでは完成見学会を行います。
詳しくはこちらから▶http://www.taira-arch.com/
先週、土曜日は塗装屋さんと細かな塗り分けの打合せ。
日曜日はお施主さまと外構と塗装の確認、そして引渡しまでの工程の報告を行いました。
現場進捗は
2階の進みが少し早く、ペンキ塗りの下地処理中。
1階は大工さんの工事があと少し、といった感じ。
△▼△▼お知らせ△▼△▼
お施主さまのご厚意で、西山の住まい で『完成見学会』を行える事となりました。
日時は
11/14(土)13:00~17:00
11/15(日)10:00~17:00
の2日間を予定しています。
詳しい案内は近日中に
こちらのブログ(ホームページ) に記載します。
まだ少し先の話ではありますが、皆様のお越しを心よりお待ちしております!!
シルバーウィークという、聞き慣れない連休中も
西山の住まい(新潟県柏崎市) の現場では、大工さんが仕事を進めていたようです。
現場は窓枠、ドア枠、カーテンボックス、階段踏み板などの取付が進んでいました。
今回はそれら木部材について少し。
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木部材は、一つ一つ無垢の木(集成材も部分的に使います)を加工し、作っていきます。
木の種類や大きさ・形状は、我々が作成した加工図をもとに、大工さんが材料を加工します。
手間はかかりますが、耐久性に優れ、デザインの自由度もアイデア次第で無限に広がります。
そして、木は種類によって、色味・木目・硬さ などが全く異なる為、
使用箇所・用途、そして工事費に応じて数種類を適宜使い分けるようにしています。
今回 西山の住まいでは、オーク(なら)材、パイン(欧州赤松)材、杉材、タモ材などを使用しています。
土曜日は新潟県を北へ、南へ。
台風一過、日差しも強く夏のようでした。
玄関は家の顔。
なので玄関扉は基本的に一軒一軒製作したいと思っています。
既製品(アルミドア等)では味気なく、全体の雰囲気とも合わない事が多いので。
午後からは西山の住まいで、建具屋さん(家具も作ります)が玄関枠を取り付けるという事で、確認の為現場へ行ってきました。
職人さん3人で、水平、垂直など細かく微調整しながら固定していきます。
木枠の上と左右にはガラスが入り、扉はタモの無垢板を貼り、オイルで少し濃い茶色に塗装予定です。
木枠足元は、雨などの影響で、汚れがひどくなる部分なので、汚れ防止にステンレスプレートが巻いてあります。
(ステンレスプレートを巻かないと、数年して足元だけが強く色あせてしまうので)
台風の影響か、今日は雨が降ったり止んだり、忙しい天気の柏崎です。
今回は鉄骨階段のお話を少し。
上下階の移動のために設ける階段ですが、
『詳細にデザイン(設計)し、オブジェのように美しく見せたい!』
と、我々設計者は思うわけで、毎回少しづつデザインを変え、
より綺麗に、そして よりかっこ良く見えるように、こだわって設計します。
かっこいい(オブジェのような)階段の代表格が、螺旋階段だと私は思うのですが、
螺旋階段すべてを鉄骨部材で製作するとなると結構費用がかかります。
そこで予算を抑える工夫として
今回は、螺旋階段のような形状で、鉄骨と木材を合わせたハイブリッドな階段にて計画しました。
また、予算を抑えるもう一つの工夫として、鉄骨部材を規格品で構成しました。
建築材料の寸法には、規格寸法と特注寸法 というものがあり、当然ながら特注寸法は値段が上がります。
そして、鉄骨部材にも幅や厚みに規格寸法(規格品)が存在します。
規格品をうまく組み合わせて全体を構成することで、余分な加工費を削減できます。
写真は製作途中の階段です。
完成した時の、鉄骨の無骨な表情と木の落ち着いた表情のコントラストが今から楽しみです。
西山の住まい(新潟県) の現場です。
内部は、2階床のフローリング貼りが終わり、天井のかたちも見えてきました。
部屋の窓から見渡せる、稲穂の景色がとても綺麗です。(写真だとよく分かりませんが・・・)
外部は外壁工事が8割程終わり、雨樋も取り付けが始まりました。
現場監督さん達とは工程の打合せを行いました。
引き渡しまであと2ヶ月。ここからは内部の細かな造作にはいります。
西山の住まい(新潟県) 盆休み明けの現場です。
(大工さんはお盆の間も少しづつ作業を進めていたようです。お疲れ様です)
外部は白かった外観が徐々にシルバーグレーになってきました。(落ち着いた綺麗な色です。)
少し細かい設計の話となりますが
屋根のラインを綺麗に見せる為
三角△頂点(通称:棟包み) を、職人さんに一手間加えてもらい、スッキリ仕上がりました。(写真2枚目:右上)
通常
右(写真3枚目)の様に ⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒
三角△頂点部分に蓋のような物(通称:棟包み)
をかぶせて仕上げるのですが
どうしても見た目が野暮ったくなり、綺麗でないので
蓋(棟包み)の取り付け位置に注意してもらい仕上てもらいました。
(※蓋(棟包み)が付いていない訳ではありません。)
先週木曜日、お施主さまに現場へお越しいただき、電気屋さんと照明のスイッチ、電気コンセントの位置の確認を行いました。
外壁工事もはじまり、徐々に外観の雰囲気がわかるようになりました。
今回外壁は、雨、雪などへの耐久性を考慮し、ガルバリウム鋼板を採用しました。
ガルバリウム鋼板の裏には断熱材が吹付けられており、断熱性そして、防音性の向上にも寄与しています。
先日水曜日は、構造検査・屋根先端の納まり確認で現場へ行きました。
写真 左と中央は屋根先端のディテール(詳細)です。
地上6mの足場の上。 若干怖いです。。。
さて、屋根ですが
職人さん(板金屋さん)と事前に原寸図で細かく打合せを行い、スッキリと仕上げる事が出来ました。
雨、風、雪等で屋根下地の板が痛まないよう、細かい板金を組み合わせて屋根先端を作っていきます。
(出来上がれば、地上からは、ほぼ見えませんが。)
雨樋が取り付く部分には、雪の加重で雨樋が外れる事がないように、少し厚めの下地(通称:破風板)を入れました。
(職人さんからのアドバイス)
ここも最終的に板金を貼って仕上げます。
写真 右は玄関上の庇です。
壁から〝 1.2m〝 跳ね出しています!大きいです!
雨樋と同様に雪の加重を考慮し、こちらは構造躯体と一体化させて下地を作りました。
(少し複雑に梁を組んでいます。写真だとわかりませんが。。。)
設計者は皆思う事だと思いますが、じっくり詳細を検討した部分がきっちり現場で仕上っていると嬉しいものです。
〝 どのように見せるのか〝 という表面上のデザインと並行し
〝 どのように作るのか〝 を検討し
〝 どのように作ったのか〝 を確認する。
毎回現場が楽しみです!
小雨の中ではありましたが
本日無事に上棟式 及び、餅まきを行う事ができました。
餅まきの際には、近所の方や、お施主様ご友人など
多くの方にお越しいただき、我々にとっても良い思い出となりました。
本日はおめでとうございます。
15日~17日までの現場進捗状況です。
心配された台風の影響も無く、無事に骨組みが完了しました。
棟梁を中心に、職人さん達は仕事が非常に早く、私が予想していたよりも早く出来上がりました。
特徴的な屋根の形も分かるようになり、これからの進捗が楽しみです!!
今日は現地で
大工の大橋さん
金属加工の江口さん
設備の坂田さん
建材の廣川さん、二宮さん
と打合せ。
基礎工事は完了し、いよいよ来週末上棟予定。
晴れてよ~!!
※竣工写真の表示方法が変わりました。
覗いてみて下さい。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://www.taira-arch.com/works-projects/
火曜日、 西山の住まい(新潟県) 基礎工事の確認の為、現場へ行ってきました。
写真右は、職人さん3人で アンカーボルト (⇒木造部分と基礎コンクリート部分をつなぐ、ボルト) の設置(仮固定)をしているところ。
全部で100箇所くらいあります。
今回は基礎工事の確認と合わせて、
・木造骨組み(通称:プレカット)
・電気工事
・屋根工事
の各業者にも現地に来ていただき、打合せを行いました。
直接 各業者、職人さん達と話をし、設計図面では読み取れない、我々(設計者、お施主さま)の思いも含めて意見交換を行います。
図面はただの線ですが、その1本1本には意味があり、そこに線が1本有るのか、無いのかで
意匠 (使い勝手や耐久性も含め) が大きく変わってくる事が多々あります。
その線の意味や思いを伝え、現場の職人さん達と話をする事も、現場監理の重要な要素であり、楽しさだと思います。
地鎮祭から少し日があきましたが
本日から 西山の住まい(新潟県) の現場は地盤改良工事がスタートです。
地盤補強工事の方法には幾つか選択肢がありますが
今回は コスト面、そして 環境面に配慮し
” 環境パイルS工法 ” という方法を採用しました。
朝方降っていた雨も、作業が始まる頃には止み、予定よりも早く工事は完了しそうです。
地盤補強工事が終れば、次は基礎工事に入ります。
『天候晴れ』 という条件のもと 昼12:00の年間比較。(1月~12月の順)
天窓(トップライト)からの光の入り方が面白い。
日中は殆んど使わない廊下なので、天窓は無くてもいいが悩ましいなぁ。。。とも思う。
上記は12月 AM8:00~PM4:00 の日射動画です。
夏は 強い日差しをカットし 涼しく。
冬は 日差しを取り込み 暖かく。
シミュレーション 《見える化》 で、庇や軒の出の効果を改めて再認識する事ができます。
設備機器は急速に省エネ化が進んでいます。
それらに注力するだけではなく、
自然のエネルギーを効率良く取り込むことで、ハイブリッドに省エネを目指していきたいですね。
先週の3連休、新潟で『西山の住まい』の打合せを行いました。
今月末の打合せで計画図面を完成させ、工務店に見積り依頼をする予定です。
連休明けの13日(火)は、現地にて電柱+電線移動の件で NTT、東北電力担当者の方と現場立ち合いを行いました。
(大型重機が電線にぶつかる可能性があり、電柱又は電線の移動を検討していました)
打合せの結果、電柱は移動せず、工事に支障となる電線のみを移動する方向で進める事になりました。
西山の住まい、計画図面完成まであと少し。図面に集中です。
先週の話になりますが
水曜日は新規案件の敷地視察&お施主さまとの面談。
土曜日は新潟で、敷地に対しての建物配置、室内から見える景色等を、お施主さま協力のもと、建物外形に沿って 敷地に縄を張り、確認して頂きました。⇒⇒西山の住まい 改めて配置の重要性を再認識する事ができたと共に、お施主さまご家族にはご協力頂き感謝申し上げます。”西山の住まい”は実施設計に入ります。これからまた楽しみです。